自分に適したホルモン剤を服用することが大切です

ホルモン補充療法と一口に申しましても、実際に使用する薬の種類は実にさまざまなものが用意されています。
個人の体質や症状によって、適した薬は異なるため、まずはホルモン剤の種類を把握することが大切です。
そして、実際に服用するにあたって、専門医と相談しながらどのような薬を摂取するべきかを検討してみてください。

ただ口から錠剤を飲むだけの経口剤はとてもカンタンに摂取できます。

口から錠剤を飲む経口剤の場合は、薬が胃腸から吸収されることで、肝臓を通ってから血液中に入って全身をめぐります。
ただ飲むだけで摂取できるため、比較的摂取しやすいホルモン剤であると言えますが、一方で胃腸や肝臓に負担がかかることがデメリットです。
錠剤は3種類用意されており、エストロゲンのみが含まれている「エストロゲン単剤」、プロゲステロンのみが含まれている「プロゲステロン単剤」、両方含まれている複合剤から選択可能です。
いずれも胃腸の調子が悪い場合には服用することはできないので、注意しましょう。

皮膚から直接摂取すれば胃腸や肝臓への負担を少なくして女性ホルモンを補充できます。

貼り薬をへその横や腰のあたりに張ったり、塗り薬を塗りこむことで、皮膚から女性ホルモンを血液中に摂取することが可能です。
皮膚から直接摂取するために、飲み薬とは異なって胃腸や肝臓への負担が少ないことがメリットと言えます。
一方で、使用する個人の体質によっては、かゆみやかぶれなどが皮膚にあらわれることがあるので注意が必要です。

飲み薬は皮膚への負担なしに、塗り薬と貼り薬は胃腸や肝臓への負担なしに女性ホルモンを摂取できます。
自分の体質に合わせて、適切なホルモン剤を検討してみてください。